「新しい写真体験を想像せよ」OPC Hack & Make AWARD 審査会レポート

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オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」のアプリケーションや、オリジナルアクセサリー、そしてそれらに当てはまらない新しい写真体験を実現するプロジェクトの作品コンテスト「OPC Hack & Make AWARD」の大賞は誰の手に?審査結果に至る審査会当日の様子をご紹介します。

審査結果/募集内容はこちらから。

 

審査会について

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2015年9月都内某日、受賞作品を決める審査会が行われました。

募集期間は6月29日〜8月24日、約2ヶ月間でたくさんの応募をいただき、デベロッパー、クリエイター、ユーザーから様々な種類のアイデアが寄せられました。
アイデアは「実用性 / 独創性 / 楽しさ / インパクト / 完成度」から各審査員5点の持ち点で評価し、総合得点の高いものを候補としながら更にディスカッションを重ね審査を行いました。

フタを開けてみると点数は拮抗し、審査員同士の熱い議論により受賞作品が選出されました。

 

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アプリはすべて実際に触って操作性を確認。

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(左)秀逸なアイデアの数々に審査に悩む江渡さん (右)審査説明を聞く尾田さん

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アイデアの概要を丁寧に説明、審査員全員が立ち上がり耳を傾けていました。

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(左)実際にコードを叩いて動かす池澤さん(右)1つ1つの作品概要をしっかりと読み込む小林さん

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OLYMPUS AIRを実際に触りながらひとつひとつ審査を行います。

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(左)アイデアの数々に唸るオリンパス上 (右)審査に使用されたOLYMPUS AIR実機

 

 

総評

小林茂 / 情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授

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受賞作品はいずれもレベルが高く、どんな体験が実現できるかを明確に示すとともに、それに刺激されて新しい作品が次々と生まれてくることを期待できるものであった。受賞作品以外の作品にも興味深いものも多数あったが、それでどんな写真が撮れるのかが示されていないものが多く、本当にその作品の狙いが実現できているのかが示されていない場合が多かったのが残念だった。しかしながら、ほとんどの作品が「メーカーとユーザーで共に価値を創ろう」というAIRに込められたメッセージを受け取った上で取り組んでおり、発売から数ヶ月という短い期間にもかかわらず徐々に浸透してきていると感じられた。今後、今回の受賞作品に刺激されてさらなる深化と広がりが見られるとことを期待したい。

 

 

江渡 浩一郎 / 国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長/メディアアーティスト02_2

OLYMPUS AIRがAPIや3Dデータを公開した意味がはっきりとわかるコンテストだったと感じた。必ずしもメジャーではない、その人独自の必要性が創造性へと昇華され、見事なハックへとつながっていた。カメラの小ささや柔軟性の高さが十分に活かされていた作品が多かった。また、おしくも選外だったが、実は一番よく使ったアプリはAir Downloaderだった。このような基本的機能は最初から提供されいるべきと思うが、そのような部分もユーザーによるアプリが補完してくれるのは、1ユーザーとしてはありがたい限りである。

 

 

尾田和実 /元ギズモード・ジャパン 編集長

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ギズモードの元編集長ということもあって、面白ガジェット的な視点にウェイトをおいて審査しました。1. OLYMPUS AIRでなければ成立しない、という必然性があるか? 2. 単なるマニアのりにとどまらない、 OLYMPUS AIRならではの楽しい体験を提供できているか? 以上2点を念頭においた時、OPC Wearとアストローイ、Third Eye: OPC-Binoculars Attachmentは飛び抜けたワクワク感を持っていたと思います。エンジニアリング的にみた細かい問題点は、他の素晴らしい審査員の方々がきっちり指摘してくれたので、僕はあえて欠点に目をつぶって情熱的にプッシュすることに専念しました(笑)。

 

 

池澤あやか / 女優

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OLYMPUS AIRをより便利にしたり、面白い写真が撮れるようにする作品もあれば、「OLYMPUS AIRにこんな使い方があったのか!」と唸らされる作品もあり、審査していてとても楽しかったです。今回惜しくも受賞を逃した作品も使ってみたくなるような魅力的な作品が多く、泣く泣く選外にしたものもいくつかありました。こんなにいろんな人が使い方を提案してくれるカメラは今までなかったのではないでしょうか。改めてOPCは面白いプロジェクトだなと感じました!

 

 

 

 

上 高明 / オリンパス株式会社 事業開発室 事業開発第2本部 事業開発2部 部長

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お客様と共創していく上で、どこまで贅肉をそぎ落とした商品をご提供できるか。それをオリンパスが表現したもの、それがOLYMPUS AIRです。一方、共創していく上で、オリンパスから提供できるツールの完成度の向上も目指し、それを実現したもの。それがOlympus Camera Kit for Developersであり、Olympus Camera Kit for Creatorsです。我々は、そこから生まれる可能性を信じ、製品の発表前から、OPC Hack & Make Projectを立ち上げ、活動してきました。今回のAwardでいただいた提案は我々の方向性を再確認していく上で重要でしたし、不安もありました。しかし、皆さんから頂いた数々のご提案は、それを裏付けるためのパワーを感じるには十分でした。ありがとうございました。これからもOPC Hack & Make Projectにご期待ください。

 

 

受賞作品

Hack&Make大賞

  • 小川和也さん : OpcWear

 

アプリ部門賞

  • 小市大輔さん : アストロトーイ – 星座早見盤合体型カメラ –

 

アクセサリー部門賞

  • 片岡 紘康さん : OLYMPUS AIR A01用ちょい足しアクセサリー群

 

プロジェクト部門賞

  • 池澤 玄さん : Third Eye: OPC-Binoculars Attachment

 

審査員特別賞

  • 八幡 圭嗣さん : OPC.js
  • 福嶌彰太さん : Open Platform Grip
  • 大谷 太郎さん : Rainbow cam

 

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たくさんのご応募ありがとうございました!

作品の詳細、データのダウンロード、受賞者/審査員のコメントはAWARD入賞作品発表 特設サイトよりご確認ください。

 OPC Hack&Make AWARD入賞作品発表 特設サイトへ

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